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百年の一日 二年目

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著者:樽本樹廣 デザイン:森島彩生 吉祥寺の古本屋「百年」の開店2年目にあたる、2007年8月から2008年8月までの日記を収録しています。当時の記録に、現在の視点から短いコメントが添えられています。 文庫本サイズ 194ページ ------- 2008.06.07(土) 市場へも行かず、店で仕事。 先日、飲んだときに店の個性について話したのだけど、僕が迷っているところをずばり指摘されてどきっとした、それについて棚の整理をしながら思い出した。 たとえば、何が売れ筋ですか聞かれると答えに迷ってしまう。考えれば考えるほど何が売れているのかわからなくなる。特定のジャンルが突出して売れているわけではないということなのだが、はたしてこれでいいのだろうか、と迷うことがある。専門店化することはないし、目指してもいないし、それだけの知識もないのでそこで迷っているわけではない。棚構成をもう少し思い切らないといけないのかもしれない。それによって売り上げがあがるかもしれないし(あげなければならない)、個性というものがもっと出るのかもしれない。どんな棚構成にすれば、売り上げがあがるのかということをもっと意識しながら仕入れを考えなければいけないのだろう。ただ、百年が目指しているのは「まちの本屋」なのでそこらへんのバランス感覚も失わないようにしなければならない。もうすぐ(8月4日)オープンしてから2年を迎える。 いしわたり淳治さんのブログを読み、今回の「カタリココ」をセッティングできて、本当によかったと思った。 本日の買取り。 『さよならペンギン』湯村輝彦、『あるふあべっと動物園』など。 写真集『猿年紀』(渡辺眸)をはじめて見る。傑作。(なんかで紹介されてたなと思ったら、大竹昭子さんの『目の狩人』に取り上げられていたのだ。よく見たら、帯文も大竹さんだった。)最後のページに書いてあった一文にどきっとした。 「いまは未来」 | こんなことを話していたのか。

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