original


著者:星野文月
挿画:木村彩子
装丁:飯村大樹
発行:ひとりごと出版
作家・文筆家の星野文月さんが、2024年の1月1日から半年間の日々の暮らしを綴った日記本です。
「お互いを恋愛対象として見ない」というルールではじめた暮らしのこと、親友の引越しで思いがけず空いた心の穴、愛猫や祖父との別れ。
年始に体験した大きな揺れをきっかけに、自分の心と体が少しずつままならなくなっていく様子や、そこから立ち上がろうとする気配のようなものが綴られています。
-------
4月26日
日常の中で、取りこぼしたくないこと、書いて残しておきたいこと、まだ書けないこと、書きたくないことを丸ごとここに置いておきたい。
今の私にとって日記を書き続けることは、未来の自分に対する祈りのような行為だ。
-------
<著者プロフィール>
星野文月(ほしの ふづき)
作家・文筆家。1993年生まれ、蟹座。長野県富士見町出身。
著書に『私の証明』(百万年書房)、『プールの底から月を見る』(SW)、『取るに足らない大事なこと』(加藤大雅・神岡真拓との共著)、『もう間もなく仲良し』(尾崎大輔・小原晩との共著)がなどある。