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平岡手帖

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著者:平岡希望 発行:ハンマー出版 企画:平岡手帖制作委員会、ハンマー出版、額縁工房片隅 この本は、年間600カ所以上の展覧会を訪れる平岡希望さんが、2024年4月から2025年3月までの鑑賞体験を一ヶ月ごとに綴った記録です。面白いのは、日記でありながら日付が時系列ではなく、記憶のつながりや思い出した順に並んでいることです。ひと月ごとに展覧会を回想し、その記憶の流れに沿って記述されているため、単なる記録を超えた時間の奥行きを感じます。 また、展覧会は会期が終われば姿を消してしまうものですが、『平岡手帖』は、個人的なまなざしを通して同時代の展覧会をアーカイブしているともいえるかもしれません。記憶と時間の奇妙な関係性を映し出すような日記本であり、日記と小説のあいだにあるような、創作とドキュメンタリーの関係を考えるきっかけになる一冊だと思います。 (日記屋月日・栗本) ____ 平岡希望(ひらおか のぞむ)と申します。現代美術、より広く言えば同じ時代を生きる方たちの作るものに興味があって、美術館/ギャラリー/オルタナティブスペースなどを一年中巡っています。そうして作品を見る、展示を見るということは、もちろん作品そのもの、展示そのものを見ることでもあるのですが、その日、どういうルートでその作品の前までやってきたのか、晴れているのか雨降りなのか、ほかのお客さんはいるのか、いたらどんな感じのひとたちなのか…ということすべてが、ひとつの経験として大事なもののように感じています。 私は普段、指の第1関節ほどの付箋1枚ずつに展示の情報(タイトル、会期、場所、休廊日…)を書いては、A5判の手帖、そのカレンダーの上に貼ったりはがしたりして、ひと月に巡る展示のスケジュールを決めています。そして、展示に行ったら該当の付箋を剥がして、カレンダーのその日の欄に、緑のボールペンでタイトルを記入する…ということを繰り返しており、ひと月が終わると、カレンダーは真緑になります。 そうして真緑になったカレンダーを見ていると、例えば1月9日に、ワタリウム美術館で「糸電話」を見たけれど、15日に行ったムサビ卒展でも「糸電話」を見かけたな…という具合に、ひと月に見た展示が、日付とは違う繋がり方をしていきます。そこには、展示だけではなく、その間にあった私的な出来事や、そこから考えたり思い出したりしたこともごちゃまぜになっており、そうして、一篇の“小説”みたいな心持ちで書いたのがこの『平岡手帖』です。もしお手元に届いた際は、ぜひぱらぱらとページをめくってみたり、カバーをはずしてみたりしてください。平岡は1月9日にこんなものを見聞きしたり、考えたりして過ごしたようだが、私はどうだったかな…という風に、その日を、ひと月を、一年を振り返るきっかけとなっていければ、嬉しいです。 (『平岡手帖』CAMPFIRE【平岡さんからの自己紹介】から引用)

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