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死ななくてよくなった後の日日1

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著者:惣田大海水(そうだ・たいかいすい) デザイン:三上悠里 編集協力:北尾修一(百万年書房) わたしはきっと父親と同じように、いつか首を吊って死ぬだろうと思いこんで、でも残った家族に、もう一度自殺した人間の骨を見せるわけにいかないと必死だった生活を抜け、いつの間にか死ななくてもよい日々がそこにあった。しかし、だからといって、その後は楽しく幸せに生きていきました、めでたしめでたし、とはならなかった。ある日、父親が首を吊る原因となった土地を、売ってほしいという手紙が届く。ヤングケアラーがヤングでなくなった後、どう生きれば穏やかな日々を手に入れられるか、死にたかった人が死にたくなくなった後、どう生きれば人生を楽しめるのか、を模索した日日の日記。 2023年7月1日から2024年4月27日までの日記。 --------------------- 二〇二三年七月三日 入籍直前日記 死ななくてよい場合、どう生きるか 月初である。事務屋である私は、月初が一番忙しい。月初! すべての事象はいったん横に置いて、ひたすら計上をしなければならないのだが、書類をひたすらめくってめくっているときに、ふと気がついた。 私は今、生き辛くない。 なんてことだ。 生き辛くなくなる日がきた。 全員が事務作業を行っている中で、あんまりにもびっくりして、手が止まってしまった。

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