original
{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/2

山學ノオト5(二〇二三)

残り2点

2,530円

送料についてはこちら

著者:青木真兵、青木海青子 奈良県東吉野村。人口一五〇〇人の村の山あいに佇む一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。自宅を開放して図書館を運営する夫婦の日記集も五年目。くらしや仕事、さまざまな環境の変化が、新しい視点を育んでいく。転機の年となった、二〇二三年の記録。 --------------------- 10/22 日 村に住んでいてたまに思うのは、移住者が増えれば地方自治体としては存続するかもしれないが、地縁、血縁を前提とする「かつての村」に立ち返ることを地域活性化と呼ぶならば、残念ながら今の村は歴史的に断絶せざるを得ないだろうということ。血縁を前提にしない「これからの村」をつくっていくために、各々の尊厳を認め合うことが必要となる。年齢、性別、その他の属性だけで判断しない。しかしこれを突き詰めていくと能力主義になっていく。各々の尊厳を認め合うとはどういうことか、常に考え続けるという不断の努力が必要なのだと思う。『山學ノオト(二〇二二)』には僕がここ数年従事していた就労移行支援に対する違和感が綴られている。いわばそれは現代社会で「働くこと」が置かれている、ゴルディアスの結び目状態に対するもの。制度や慣習、独裁的権力によって社会を変えることはできないと痛感したこと、それがD×Pに参加した理由でせうか。朝、群馬のつぐみさんのところに行く奥さんを駅まで送り、帰ったらみちのりのプログラムに参加者の方々がご来館。ちびっ子もいて賑やかで楽しい時間。昨年に引き続き寅さんについて語り合う。それからテントなどの片付けのために八幡神社へ。終わると急に疲れが出てバタリ。(真) 朝早く、駅まで送ってもらい、群馬に向けて出発。近鉄で名古屋まで出て、新幹線を乗り継いで安中榛名へ。駅まで迎えに来ていただく。公開収録は楽しく進み、ひとときの質疑応答も穏やかでいい時間だった。つぐみ Books&Coffeeさんの心地良い空気感のなせる技だと思う。夜は登利平の鳥めしをいただく。(海)

セール中のアイテム