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著者:tofubeats
編集:和久田善彦
デザイン:小山直基
発行・発売:ハイハット合同会社
印刷・製本:塩屋的印刷
「tofubeatsの初書籍、『トーフビーツの難聴日記(2022)』より早数年、その後も淡々としたためられ続けていたtofubeatsの日記の続編がZINEになりました。 2022年の初頭までの日記が収められた「トーフビーツの難聴日記」。その続編として数店舗のみで特典として配布された1ヶ月分の日記「難聴日記 reprise」に、本書が初出となる2022年の5月以降の日記をさらに追加。難聴を経て始まった「難聴日記」はコロナ禍日記へとスライドし、2022年も初のコロナ罹患や結婚式、はたまた契約トラブルなどエピソードが巻き起こります。そして今回も音楽を生業とする人間のライフスタイルが少し覗ける1冊にもなっているかもしれません。」
(発行元サイトより抜粋)
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10月
結婚式のお礼などを見に奥さんと出かける。明治屋でたくさんあるオリーブオイルを検討していたら急にじいやみたいな店員さんが詳しく説明してくださって助かった。高級スーパーの店員はオリーブオイルの銘柄についてナチュラルにこんなに知識を持ち合わせていることに感動。
夕方、奥さんとワンコと喫茶店のテラス席でのんびりしていたら眼前をチャリンコでSeiho さんが通りすぎる。5分くらい近況を話す。
夜、奥さんが「寿司を握ってみたい」ということでスーパーで買った刺身を用い、家で寿司を握ってくれた。
自宅で巻き寿司とかちらし寿司とかでなく握り寿司を作るケースというのはなかなかないと思う。奥さんはこのために電動自転車ででかい寿司桶を遠くのホームセンターまで買いに行っていたくらいの気合いの入れようで、なぜここまで寿司に囚われてしまったのか謎だったのだが、その気合いの込められた寿司は思いのほかしっかり「寿司」で、美味しくて楽しい夕食となった。