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著者:田口史人(円盤 店主)
明治に創業し2019年に閉業した彦根の元・銭湯「山の湯」。その男湯側に移転したレコード屋「円盤」の店主 田口さんが毎日、レコードや映画、本などの観賞をつけた日記レビュー冊子の第四集。
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六月一日(水)
近所のむろ食堂(店)のランチはワンコイン。ただしメニューは無し。行くと何も言わずにただ昼飯が出てきます。この日はそれにしても対応が極端で、店に入ったものの、誰も顔を出さず、厨房の奥から「いらっしゃい」、の、ような声が聞こえてきただけで、しばらく無言。それでもぼんやりテレビを見ているうちに下のようなご飯が出てきました。
三日前のうどんとごはんだけの時は、え、ちょっと、おかずないの?!と思ったけれども、今日は焼肉だったので満足。たまに何フライだかわからないフライが出てくるのも面白かったり、なんだか母さんの日々のご飯のようで、ちょっと嬉しいお店です。