original
著者:関口竜平(本屋lighthouse)
本屋lighthouseの日記ZINEシリーズvol.2。
2023年10月から2024年3月の日記を中心に、各種媒体に載せたエッセイや書評などがまとめられています。
---------------------
2月12日(月)
映画『ガザ・サーフ・クラブ』上映会の日。
各回5人ずつくらいの客入りで、正直に言えば大赤字だが、観にきてくれた人たちとの今後のことを考えると、赤字ではない。そういう一日となる。上映中はほぼやることがないので、薄暗い店内のなか映画の音声をBGMに『サバルタン~』を読み、ついに読み終わるが、最後までよくわからないままだった。ウィキの「サバルタン」の項目のほうが圧倒的にわかる。ほかの文献のほうがいいのかもしれない、と思いウィキにも出てくるベル・フックスの、なにか関連がありそうな本を探す。ちょうどスチュアート・ホールとの対談をまとめた『アンカット・ファンク人種とフェミニズムをめぐる対話』(人文書院)がお店にあったので、試しに読み始めてみる。
上映後はお店を元に戻し、そのままひろこさんとラーメンをくらい、ジムへ行く。