original
{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/2

百年の一日

残り1点

1,320円

送料についてはこちら

著者:樽本樹廣 デザイン:森島彩生 吉祥寺にある古本屋「百年」さんの、2006年7月から2007年8月までの日記を振り返ったzineです。エッセイ「ほんのこと」を付録。 『2006.10.30(月) 市から戻ると、山川さんから「市にはもうだいぶ慣れましたよね」と聞かれる。今日もほしかった外文を買い逃して、その愚痴を言った流れだったと思う。 そこで考える。 僕は市に本当に慣れたのだろうかと。 人の感じには慣れたと思う。いい人が多い。どーん、と構えた古本屋の親父みたいなのは少ない。 だけど、商品に関してはどうなんだろうか? ほしいものが落札できなかったり、高く買いすぎてしまったりということが多々ある。 今日も手塚治虫の束を高く買いすぎた気がするし(明後日から治虫祭りです)。ほしいものが適正で落とせるようになったら、慣れたと言えるのだろうか。 それすらもはっきりとわからん日々。 だが、楽しいことは楽しいので、まだまだ苦しみながらも前へ行きたいと思う日々でもある。 市場で落札できない時は縁がなかったと思うようになった。そうするとあまり悔しくない。』 (p.55〜56より)

セール中のアイテム