original


著者:大崎清夏
装画・挿画:nakaban
デザイン:横山雄
詩人・大崎清夏さんによる初めて丸ごと一冊日記の本。2023年一年ぶんの日記です。
当店・日記屋月日のワークショップ「日記をつける三ヶ月」のファシリテーターも努めていただいた大崎さん。その様子も書かれています。
「7月3日
ワークショップ参加者のみんなの日記を読み始める。どの日記にもそれぞれの身体感覚が、文体としてちゃんと宿っている。すごいことだと思う。
(中略)
みんなの日記のなかに当然のように本や映画やドラマの名前が登場することに、私のなかで治癒されていく部分が、とても大きく、確かにある。ひとつの傷が、もうひとつの傷のかたちを変えるということ。それはとても優しい。
次回ワークショップのためのメモ
○個別的に書くことが言葉の暴力性を和らげることについて
○日記のなかで嘘をつくことについて(大いに嘘をついてよいこと)」
(本文p.40-41より)