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著者:三日子と舟
三日子さんと舟さん、10月のそれぞれの休日についての日記。巻末には、一ヶ月の日記生活を経た二人の座談会も収録されています。
舟のおやすみ日記
10/10(火)
「今週は、木曜日が仕事なので今日は代休。予定のない休みが少し久しぶりだったので、眠れるだけ寝よう、とベッドにかじりついていた。お米がなくなったので、東京都から送ってもらった米の袋を初めて開けて、お米を炊いた。この米は低所得の都民に国が支給したもの。数年前、とても貧乏だったときにとにかくお米を食べてしのいだ時期があり、人間は米さえあればどうにか生きていくことができると思っている。誕生日に前の職場の先輩からもらった全国レトルトカレーのセットがあったので、そのカレーをかけて食べた。
この日記も、最近は書く時間がなかったので、今日まとめて書いた。先週のことを意外と覚えている自分に驚く。休みの日のことだけを書く日記、というのは個人的な時間を大切に思うことができるような気がして、書きながらいい気持ちになった。
たまに仕事を挟みながら、眠くなったら寝て、おなかがすいたらご飯を食べて一日を過ごす。
夜、おなかがすいて、急にチーズが食べたくなった。先週の休みに食べたピザやカレーについてチーズの印象が強かったからかもしれない。コンビニでウインナーとチーズを買って、簡単なケチャップライスを作って食べた。卵も買ってオムライスにすれば良いのに、ちょっと面倒になってしまったのだ。でも、自分で作ったご飯でお腹いっぱいになるというのはすごくいいな。明日の朝もケチャップライスを食べよう。」