ロンドンのレッドストーン・プレスより20年以上刊行されている、アートビジュアルが散りばめられたリング綴じの日記帳です。今年のテーマは”The Family Diary”＝「家族」。 『2024年のRedstone Diaryは、私たちの日常生活の中で最も謎めいた部分である「家族」についての窓を開けます。それは、芸術家、作家、歌手、セラピスト、精神分析家にとって不可欠なテーマです。トルストイは「幸福な家族はみな互いに似ているが、不幸な家族はそれぞれに不幸である。」と書きました。しかし、彼は正しかったのでしょうか？ドディ・スミスは「家族とは "タコ "であり、その触手から逃れることはできず、逃れたいと心の底から願うこともない。」と書いています。一緒にいても、ひとりでいても、私たちは家族から逃れることはできません。 この関係については、ジュリアン・バーンズが選んだ、ウィラ・キャザー、マルセル・プルースト、ヴァージニア・ウルフ、フィリップ・ロスといった作家の素晴らしいテキストの数々によって探求されています。 イメージには、ホームムービーからの静止画、大恐慌時代の集団祈祷の写真、心理テスト、ポーラ・レゴの父性に関する不穏なイメージ、フリーダ・カーロの系譜の再構築、ジョン・レノンの不在の母への歌詞などの芸術作品が含まれています。』（publisher's description）