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台湾は、雨がふっていた。 台湾ブックフェア記二〇二三・二

残り3点

880円

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著者:松井祐輔 解説:雅子ユウ 2023年2月3日から6日までの間、台湾国際書展(台湾国際ブックフェア)によばれて、台湾に行った。そこで見た書店と、すぐにどうでもよくなる生活のこと。あまり役にたたない物事だけが書き残された、記憶の記録。 『二〇二三年二月三日 四時にアラームをセットしていたが、三時に起きることができた。珈琲を淹れながら、荷物を確かめる。余裕があると思いながら、結局早く家を出過ぎて、寒空のなか最寄駅で二十分も始発を待つことになった。 台湾に行くのは二回目で、前回は一人ではなかった。そもそも、海外は三回目で、完全に一人でやりくりするのは今回が初めてだ。 羽田空港にはもう充分に人がいて、そういえば前回は始発にも間に合わない早朝の便だったので、同行するメンバーで空港で夜を明かしたなということを思い出す。改造社書店のすぐ脇のベンチで、いまはもうすぐわかるのだけれど、この改造社はあの出版社の改造社と同じところでしょうか? というのが急に気になってみんなで検索するなどしていた。それで思い出して、メモ代わりに使っているAmazonの「ほしいものリスト」を見ると、その時に検索してリストに入れた『改造社の時代』(図書出版社)がまだ残っていた。本は、いまだ買っていないが、改造社のことにはそれなりに詳しくなった。』 (p.2より抜粋)

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