original
(仕様)
判型:A6(105 x 148mm/文庫サイズ)
製本:ホチキス中綴じ製本
内容:予定帳①2023.4−2023.9
予定帳②2023.10−2024.3
下敷き(2種)
覚書
仕様:週間バーチカル(月曜始まり)
〈月相(月齢)〉
〈日の出/日の入り〉時刻入り
〈月の出/月の入り〉時刻入り
(基準地点:東京)
設計:明津設計
サマータイム制度や白夜のない日本では、つい年間を通してとても穏やかな時間軸のもとで生活しているように錯覚する。
しかし実際は夏至と冬至の日照時間には約5時間もの差があり、太陽が地平線から顔を出す時刻は日々変わる。 夜の象徴のような月はそしらぬ顔で真昼の空に浮かび、約29.5日でめぐる月の満ち欠けは1年12ヶ月の区切りなんておかまいなしに動きまわって、刻々とその形影を変えている。
普遍の存在として固定された日時(にち・じ)の境界線に従順に書き込まれる自分の予定のとなりで、くるんくるんとダイナミックに回転する「ふたつの他者」は、いきものをいきものたらしめる存在ゆえに、実は本人たちのその挙動がいきものらしさを抱えるということに気づく。
今日が単なるナンガツ・ナンニチなのではなく、今日は何時に日が昇り・何時に日が暮れ・何時にどんな形の月が見える日なのか。(そして明日は?)
そのための手帳。