
――日記をつけ始めませんか。
まずは「三ヶ月」。
・日記屋 月日とゲストファシリテーターが「伴走者」となって、日記をつけるリズムをつくります。
ファシリテーターは、福尾匠さんです。
・自分の日記は、Googleドキュメントを使用した半クローズドな環境に保存されてゆき、参加者全員が閲覧できます。
・ワークショップでは、事前に参加者の日記を読み、自分の感じたことをお話ししていただいたり、他の参加者の話に耳を傾けたりする時間をつくります。
・三ヶ月分の日記は、「日記屋 月日」の店舗とオンラインショップで販売することができます。
製本代は別途かかりますが、リトルプレス製本に至るまでのフローやご心配事などについては都度ご相談を受け付けておりますので、これを機に「日記本」を出版してみたい方はぜひ、チャレンジしていただけますと幸いです。
【このワークショップは、
とくに以下のような方におすすめです。】
・日記をつけている人
・日記をつけ始めたい人
・日記をつけるのがなかなか続かない人
・つけている日記を、ほかの誰かに読んでほしい人
・日記を読むのが好きな人
・自分の日記を本にしてみたい人
・日記の魅力を伝える「日記屋 月日」の活動に興味がある人
【概要】
時間:18:00〜20:00
第一回:2月12日(日)
第二回:2月26日(日)
第三回:3月12日(日)
第四回:4月2日(日)
第五回:4月23日(日)
場 所:BONUS TRACK ラウンジ
会場住所:〒155-0033 東京都世田谷区代田2丁目36号
定 員:15名
費 用:一ヶ月4,000円
※教材費込。
※当ページにて全5回の三ヶ月分=12,000円(税込)をお支払いいただきます。
※一ヶ月ごとのお支払いはできません。
※参加者都合により、不参加日が出た場合のご返金についてはいたしかねます。
主 催:日記屋 月日
【感染症、インフルエンザ等の対策について】
・参加日の朝、ご自宅で体温を測定していただきます。37.5℃以上の熱がある場合や、喉の違和感、咳が出るなどの場合、またご体調が悪い場合は、その日の参加をお止めください。
・お互いの飛沫予防のため、マスクをご着用の上、ご参加ください。
・空調設備はありますが、会場の窓は常に開けた状態にし、換気をいたします。このため、恐れ入りますが暑さ・寒さについてはご自身のお召し物等で調節くださいませ。
・ご心配、ご不安な点がございましたらお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
[ ご応募前に必ずお読みください ]
・このページの商品を購入し、決済いただくことで、ワークショップへのご応募が完了となります。
・ワークショップ参加費は前もってお支払いいただくことになりますが、参加者については、抽選で決定いたします。
・残念ながら抽選から外れてしまった場合は、上記でお支払いいただいた参加費のご返金のご対応をさせていただきますので、ご安心ください。
※抽選後、一番スムーズにご返金できるのは、クレジットカードによる決済となります。可能であれば、クレジットカードによる決済をおすすめいたします。
・参加が決まった方には、抽選後に「ご案内メール」をお送りいたします。
・ご応募期間は1月23日(月)正午までとなります。
【ご参加までの流れ】
1.当ページからお申し込みいただきます。抽選にて参加者を決定します。
2.参加が決まった方へ1月23日(月)〜26日(木)の期間内に「ご案内メール」をお送りし、日記のつけ方についてお知らせします。
※Googleドキュメントを使用し、URLを共有していただきますので、Googleアカウントをお持ちでない方はご作成ください。
3.日記は2月1日(水)からつけ始めていただきます。
4.ワークショップの日までに、Googleドキュメントページ(日記)は他の参加者の方の分も共有をいたします。
【福尾匠さんからのコメント】
僕は2年ほど前に個人サイトを作って、それからそこで日記を書き続けています。
このワークショップは、自分で始めてもなかなか続かない日記を続けるための補助輪のような気軽なものとして使ってもらってもいいですし、生活に創作を、創作に生活を混ぜ込む手立てを考えるきっかけにもなればと思います。
日記の楽しいところは、日記を書いていると自分のなかに日記用のセンサーのようなものが作られていくことで、それは初めてカメラを持って街に出るような新鮮な経験です。
他方で日記を書くことは、そのままセルフケアとして役立つようなものではないと僕は思っていて、むしろセルフモニタリングの冷たい眼を自分のうちにいつのまにか培ってしまうリスクも抱えています。
しかしこうした両義性は日記に特有なことではなく、われわれの生活のいたるところにこびりついているものではないでしょうか。自炊は楽しいけど面倒だし、お洒落をすると気分が上がるけどお金がかかるし、ストレッチすると気持ちがいいけど続かないと自分を責めてしまいます。生きるということは右に曲がれば表現が、左に曲がれば規範があるというような単純なものではありません。
日記に特有なことがあるとすればそれは、この両義性の観察を表現にすることができるということだと思います。日記はともすれば空転して自分のほうが振り回されてしまう言葉をいまいちど自分の体に沿わせるエクササイズです。そして不思議なことに、そうするほどに言葉は自分を新しいところに連れていってくれます。そういう身軽さを少しでも感じてもらえるワークショップになればと思います。
【プロフィール】
福尾匠(ふくお・たくみ)
1992年生まれ。フランス現代思想、批評。日本学術振興会特別研究員PD、立命館大学非常勤講師。著書に『眼がスクリーンになるとき:ゼロから読むドゥルーズ『シネマ』』(フィルムアート社)、『日記〈私家版〉』(自主制作)がある。論文に「ポシブル、パサブル:ある空間とその言葉」(『群像』2020年7月号)、「ベルクソン『物質と記憶』の哲学的自我:イマージュと〈私〉」(『表象』第14号)等がある。