著者:渡邉紘子
『 月 日
私はアルバイトがあるので、その後駅に向かう。改札までに通る階段で、何かのフェアをしている。カラフルな風船が色んなところに貼ってあって、ピンク色の空に雲が浮かぶ風景が壁に描かれている。全身カラフルな風船に身を包まれた友達が働いている。何か対応をしてくれようとするけど、前のお客様で手間取っているし、私はバイトに行かなくちゃいけないから急いでいる。「ごめんね。」と言って去りながら階段を降りる。下の階は薄暗く、ホストみたいな前髪がアシンメトリーの男性がいて、お弁当をくれた。さっきの友達からのサービスみたいだった。』
◯サイン入り