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犬まみれは春の季語

500円

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著者:柴沼千晴 日記屋月日のワークショップ「日記をつける三ヶ月」でつけていた、2022年1月1日から2022年3月27日までの日記。 『3月10日 昨日に引き続き、季節の話ばかりしている。季節の話というのは、駅を季節の属性で分類したり(例 千駄木は春、永田町は秋)、早春や初夏や晩夏などの言葉をよく使われる順に並べて、人はどの季語が一番待ち遠しく、終わってほしくないと考えているのかを考察したり、一番どうでもよく、でも一番大切なこと。今日は「まだ季語じゃないけれど季語にしたい言葉」を集めて辞書をつくろう、という話になり、まだこの世にそういう本がないことを確認する(いつもしているこういう話、仕事とはまったく関係なく執務室でのただの雑談なので、わたしたちはもうちょっとちゃんと仕事をした方がいい。)季語にしたい言葉の多くは春の空気を纏っているよね、犬まみれは春の季語だと思う、道路工事も!一生できる会話、いつまでもしていたいのになあ。』(p.65)

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