交換日記『交換日記 2018.11〜2019.9』
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デジタルリトルプレス
著者:かのぴ、こーしー選手、板倉、遍在ちゃん、せいじ
発行年(紙版):2019
日記年:2018-2019
文学フリマで出会った五人の交換日記。それぞれの日記に注釈コメントがつき、メンバー一人一人の生活にさらなる奥行きが垣間見られます。
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2018-11-29
〈隣の席の中国人の同僚が、マイナンバーをもらいに行くのだと言っていました。
彼は大学から日本に住んでいて、大学院を経て弊社に入社しています。私の同期です。マイナンバーというものが日本に住む外国人にも発行されることを知らなかったので、驚きました。どうやら住民票を持つ人には交付されるべきものらしい。ということは外国に住む日本人はどうなのか?そもそもマイナンバーの目的って何だったの?などと話しました。
知らないことがたくさんです。話は在日ブラジル人が多いのは何で?に及びました。全然知らない。文フリで買って読んだ本の終盤で、日本人が海外に亡命するというものがあったことにも頭の中でリンクし、国籍、むず~と思いました。興味はあるので何か本を読んでみたいとも。
今日は家に社員証を忘れたため、オフィスを出てトイレに行ったりするたびに誰かがドアを開けるのを待つことになりました。オフィスは入るにも出るにも、首から下げた社員証でピッとする必要があるので。社員証を忘れるのと無くすのは大きく違います。亡命はきっと後者なんだろうな。
交換日記について、大学の友だち、大学時代の友だちとアプリを使ってやったことがあります。今はもう見れないですが。どちらも100回くらい続いた後に、何の気なしにフッと途絶えました。どうして途絶えたかは覚えていませんが、自分が止めちゃった気がします。それでも100回続くというのは自分にとってはすごいことです。ブログ、平気で2年ぶりに更新したりしてるので。なんで続いたかというと、自分の書いたものを読んでくれる人がいて、自分が書くことで他人の書いたものが読めて、しかも自分が書いたものがゆるやかに他人に影響を与えていることがほわわわーんとわかるからです。続く理由がある。今回、始めたのはその記憶が残っているからだと思います。なのでめんどくささは感じませんでした。ただ、一瞬だけ手が止まりました。それはオタクしぐさみたいなものが気になったためです。私はお二方のただのファンであり、あり続けなきゃというのは常に思っています。「ファンとして、ファン対象の方と交換日記するだなんて、それは畏れ多いのでは?高橋克典に会うには4万円くらい払ってディナーショーに行く必要があるのがこの世の常だ。高橋克典とデュエットしていいはずがない」みたいのが去来しました。去来しただけですが。
昨日は文芸部で初の飲み会をしました。お笑い部みたいなのをもう1つ作ると半年に5000円もらえるためです。面白いかどうかの判断はできませんでした。
週末に息子を迎えに大阪に帰ります。一昔前に知り合ったツイッターのお兄さんに会うのと、SPOTとやら主催のnumeriのpatoさんのトークショーに行くのが楽しみ。〉
◎総文字数/ページ数
約250,000字/本文202ページ